東京都台東区で蓄電池の補助金を申請する(2026年度)
文責: 井手 智也(このサイトの運営者)— 掲載内容の確認方法は記事末尾に記載しています

この記事の要点
- 対象制度5件・上限額は制度・条件により異なる・受付中3件
- 内訳は国の事業3件+東京都の制度1件+台東区の制度1件(このページだけで全体を確認できる)
- 台東区の制度は蓄電池のほか断熱窓・ドア・高効率給湯器・太陽光発電も対象
- 制度間の併用可否(10組)を根拠つきで判定 — 要確認2組・条件つき6組・併用不可の可能性1組・併用不可1組
補助上限額
1,250,000円
条件により変動・詳細は制度カード
受付状況
3件が受付中
取り上げるのは、国のDR家庭用蓄電池事業とZEH支援事業、国交省・環境省合同のみらいエコ住宅2026事業、そして台東区独自の台東区脱炭素推進助成金(旧エコ助成金)の4制度です。蓄電池単体の導入を想定した制度もあれば、新築住宅の省エネ性能向上に伴って蓄電池が対象に含まれる制度もあり、対象となる工事内容や申請のタイミングは制度ごとに異なります。以下では、そうした制度ごとの違いを踏まえた実際の手続きの進め方を紹介します。
使える制度
| 制度名 | 区分 | 上限額 | 受付状況 |
|---|---|---|---|
| DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正) | 国 | 条件により変動 | 予算上限に到達 |
| みらいエコ住宅2026事業 | 国 | 条件により変動 | 受付中 |
| ZEH支援事業(令和8年度) | 国 | 公式ページで確認 | 受付中 |
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) | 市区町村 | 公式ページで確認 | 受付前(予定) |
| 家庭における蓄電池導入促進事業 | 県 | 公式ページで確認 | 受付中 |
DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正)
みらいエコ住宅2026事業
ZEH支援事業(令和8年度)
台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金)
家庭における蓄電池導入促進事業
申請の流れ
- まず自分の設置計画に合う制度を絞り込みます。蓄電池単体を導入するなら国のDR家庭用蓄電池事業や台東区脱炭素推進助成金が、新築のZEH・ZEH+住宅と合わせて蓄電池を導入するなら、蓄電システムへの加算がある国のZEH支援事業が候補になります。みらいエコ住宅2026事業は住宅全体の省エネ性能を高める新築・リフォームへの支援が中心のため、蓄電池単体の後付けを主目的とする場合は対象範囲を事前に確認してください。
- 候補となる制度の公式サイトで、対象となる工事内容や受付状況を確認します。事前申込制や抽選など、制度ごとに独自の手続きを設けている場合があるため、あわせて確認しておきます。
- 工事業者に相談し、設置するシステムの仕様や見積りを取ります。
- 制度ごとに指定された申請様式を用意し、交付申請を行います。
- 審査を経て交付決定を受けます。着工のタイミングは制度によって案内が異なるため、交付決定前に着工してよいかどうかは申請先の制度の案内に沿って判断します。
- 交付決定後、計画どおりに工事を実施します。
- 工事完了後に実績報告書などを提出し、交付を受けます。
準備するもの
- 設置予定の蓄電池のメーカー・型式・容量(kWh)がわかる資料
- 工事業者から取得した見積書
- 建物の所在地や規模など、住宅の情報を示す書類
- 各制度の公式サイトで配布されている申請様式一式
- 系統連系契約に関する書類(国のDR家庭用蓄電池事業は系統連系契約ごとに申請単位となるため)
- 新築やリフォームと合わせて申請する場合は、その工事全体の計画がわかる資料
つまずきやすい点
国の制度と区の制度とで、受付のタイミングが大きくずれている点には注意が必要です。特に蓄電池をメインに据えた2つの制度、国のDR家庭用蓄電池事業と台東区独自の台東区脱炭素推進助成金は、記事作成時点でそれぞれ「予算上限に到達」「受付前(予定)」となっており、いずれもすぐに申請できる状況ではありません。今すぐ申請を進めたい場合は、まず各制度の公式サイトで最新の受付状況を確認してから計画を立てると進めやすくなります。
台東区脱炭素推進助成金は、蓄電池だけでなく太陽光発電システムや家庭用燃料電池、断熱改修、高反射率塗料など複数の設備メニューを持つ助成金で、メニューごとに助成率や上限額の考え方、対象となる住宅の条件が分かれています。例えば断熱改修は新築が対象外となっている一方、蓄電池や太陽光発電は新築住宅も対象に含まれるなど、条件が設備ごとに異なる点は把握しておくとよいでしょう。また、令和8年度からは事前申込制(前期・後期の年2回、予算超過時は抽選)に手続きが変更されているため、通常の交付申請とは異なる進め方になる点にも注意してください。
みらいエコ住宅2026事業とZEH支援事業は、いずれも新築住宅の省エネ性能向上に関わる国の補助制度です(みらいエコ住宅2026事業はリフォームも対象)。ただし蓄電池との関わり方は制度によって異なり、蓄電システムを含む住宅一体型の支援があるのはZEH支援事業で、みらいエコ住宅2026事業は住宅性能そのものへの支援が中心です。既存の住宅に蓄電池だけを後付けしたい場合は、台東区脱炭素推進助成金や国のDR家庭用蓄電池事業のように蓄電池単体を対象とする制度をまず検討し、制度ごとの詳しい対象要件は各制度の公式案内で確認してください。
対象外になりやすいケース
次の条件を満たさない場合は対象外になります。交付要綱・公式案内から当サイトが抽出した条項をそのまま引用しています(言い換えると条件の意味が変わるため)。
| 制度 | 満たさないと対象外になる条件 |
|---|---|
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) | 区内の建物に新たに購入した未使用の対象機器を導入すること(増設は対象外) |
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) | 住民税を滞納していないこと |
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) | 工事着手前に事前申込を行い、申込受理の連絡を受けた後に工事を開始すること(事前申込前の施工業者との契約は可) |
| 家庭における蓄電池導入促進事業 | 助成対象機器の所有者であること(国、地方公共団体は除く) |
| みらいエコ住宅2026事業 | リフォームは躯体(床・壁・天井)の断熱改修を含む工事が対象であり、窓改修のみの工事は対象外。 |
要件は年度途中に改定されることがあります。ご自身が該当するかどうかの最終判断は、契約・着工の前に各制度の公式ページまたは窓口でご確認ください。
併用の可否
| 制度の組み合わせ | 併用の見込み |
|---|---|
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) × 家庭における蓄電池導入促進事業 | 公式で要確認 |
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) × DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正) | 条件つきで併用できる場合がある(公式で要確認) |
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) × みらいエコ住宅2026事業 | 条件つきで併用できる場合がある(公式で要確認) |
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) × ZEH支援事業(令和8年度) | 条件つきで併用できる場合がある(公式で要確認) |
| 家庭における蓄電池導入促進事業 × DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正) | 条件つきで併用できる場合がある(公式で要確認) |
| 家庭における蓄電池導入促進事業 × みらいエコ住宅2026事業 | 条件つきで併用できる場合がある(公式で要確認) |
| 家庭における蓄電池導入促進事業 × ZEH支援事業(令和8年度) | 条件つきで併用できる場合がある(公式で要確認) |
| DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正) × みらいエコ住宅2026事業 | 公式で要確認 |
| DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正) × ZEH支援事業(令和8年度) | 併用できない可能性が高い(公式で要確認) |
| みらいエコ住宅2026事業 × ZEH支援事業(令和8年度) | 併用できない(公式資料に明記) |
- 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金): 国や東京都の助成制度との併用は可能。ただし、助成金額の合計が対象経費を超えない範囲での助成となり、国や東京都の制度が併用を認めていない場合がある(公式FAQより)。
- 家庭における蓄電池導入促進事業: 助成対象機器について、都及び公社の他の同種の助成金を重複して受けていないこと(重複不可)。
- DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正): 他の国庫補助金との併用不可(補助金適正化法上の国費充当分)。地方自治体の補助金・助成金との併用は一律禁止ではなく当該自治体へ要確認。
- みらいエコ住宅2026事業: 住宅省エネ2026キャンペーン内では補助対象(設備・箇所)が重複しなければ併用可。ZEH支援事業(SII)とは併用不可。本事業の補助対象外部分(太陽光発電設備・蓄電池等)を対象とする国の他制度とは併用可(公式FAQ Q9)。
- ZEH支援事業(令和8年度): みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)とは併用不可(公募要領の併用可否表に明記)。給湯省エネ2026とはエネファームのみ併用可。
活用イメージ(試算例)
たとえば、台東区で対象設備を導入する場合、台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金)の利用が考えられます。対象となる機器・要件は制度ごとに異なるため、各制度カードでご確認ください。
| 前提条件 | 内容 |
|---|---|
| 設置する場所 | 台東区 |
| 利用を検討する制度 | 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) |
| 公式情報の確認日 | 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金): 2026-07-11 |
| 制度 | 上限額 | 受付状況 |
|---|---|---|
| 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金) | 補助率で算定(上限は上の補助内容を参照) | 受付前(予定) |
表の上限額欄は、額を断定できないため所在を示しています。実際の交付額は対象経費の範囲と補助率によって決まります。算定方法は制度ごとに異なるため、見積書をもとに窓口でご確認ください。
申請の要点は次のとおりです。
- 契約・着工の前に、交付要綱で対象要件と申請の順番を確認する
- 補助額・受付期間などの最新の数値は、下の制度カードと公式ページで確認する
この試算イメージは制度の条件から機械的に組み立てた例で、実在の申請者の実績ではありません。実際の受給可否・金額は審査・予算の消化状況・申請時期により異なります。
他の自治体・全国との比較
東京都全体で蓄電池の補助制度がどれだけあり、そのなかでこの自治体がどのような位置にあるのかを、当サイトが収集・照合した制度データの集計で示します。下表は2026-07-15時点で当サイトが収集した2026年度・蓄電池関連の市区町村制度の件数です。公式ページには載っていない横断の数値なので、この記事だけで確認できる情報として掲載しています。
| 指標 | 東京都内 | 全国 |
|---|---|---|
| 掲載している制度数 | 37件(36市区町村) | 1111件(47都道府県) |
| うち受付中 | 29件 | 978件 |
| うち予算上限に到達・受付終了 | 4件 | 84件 |
| 上限額を公式に明記している制度 | 3件 | 170件 |
| 上限額の中央値(明記分のみ) | 200,000円(3件で算出) | 150,000円(170件で算出) |
- 上限額の中央値は、額を明記している3件だけで算出しています。東京都内の37件の過半は単一の上限額を確認できないため、この数値は都内の相場を代表するものではありません。
- 東京都内の37件のうち34件は、制度全体の上限額を公式ページ上の単一の数値として確認できませんでした(区分ごとの上限のみ記載・要綱が別ファイル・未公表などの理由)。同種の制度でも金額の示し方は自治体ごとに違うため、見積もり前に窓口で確認してください。
- 2026-07-15時点で、東京都内の同種の制度のうち4件は予算上限への到達または受付終了を確認しています。年度内でも受付が閉じる制度が実際にあるため、申請の予定は早めに立てておくと安全です。
- 集計の範囲: 当サイトが2026-07-15までに収集・照合した2026年度の市区町村制度に限ります。全自治体の全制度を網羅したものではなく、国・都道府県の制度は上の表には含みません。
よくある質問
いつまでに申請すれば間に合いますか?締切前に終わることはありますか?
- ZEH支援事業(令和8年度): 2026-12-11 まで(申請受付)
制度によっては先着順や予算上限が設けられており、その場合は期限より前に受付が終了することがあります。着工後の申請を認めない制度もあるため、工事の契約前に申請の順番を確認しておくのが安全です。
予算はまだ残っていますか?急いだほうがいいですか?
みらいエコ住宅2026事業は予算の消化率が公表されており、上の制度カードに最新値を表示しています。消化率が高いほど早期終了が近い可能性があります。数値は日々更新されるため、申請直前にも公式ページでご確認ください。
この記事の情報源と確認日
- 台東区脱炭素推進助成金(住宅向け)(旧エコ助成金): 2026-07-11 に公式ページで確認(https://www.city.taito.lg.jp/kenchiku/kankyo/jyoseiseido/datsutanso.html)
- 家庭における蓄電池導入促進事業: 2026-07-11 に公式ページで確認(https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/family_tikudenchi/r8/)
- DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正): 2026-07-11 に公式ページで確認(https://dr-battery.sii.or.jp/r7h/)
- みらいエコ住宅2026事業: 2026-07-23 に公式ページで確認(https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/)
- ZEH支援事業(令和8年度): 2026-07-11 に公式ページで確認(https://zehweb.jp/)
この記事の作り方と検証
この記事は、次の手順で作成し検証しています。読者が信頼性をご自身で確かめられるよう、作り方そのものを公開しています。
- 5件の制度について、自治体・省庁の公式ページから対象設備・補助内容・受付状況・受付期間・対象要件を1件ずつ収集し、制度ごとに確認日を記録します(確認日は上の「情報源と確認日」に掲載しています)。
- 本文に書けるのは収集した制度データにある事実だけとし、データに無い要件・書類・期限を書き足さない編集方針をとっています。
- 本文に出てくる金額を、収集した制度データと1件ずつ照合します。データに含まれない金額が1つでもあれば、その記事は差し戻して作り直します。
- 日本語の正確さ・公式情報との一致・読者にとっての有用性・景品表示法などの表示規制の4つの観点で本文を点検します。重大な指摘が1件でもあれば本文を書き直し、もう一度点検します。
- それでも指摘が残る記事は「要再確認」として公開しません。公開されている記事は、この照合と点検を通過したものです。
この作り方にしている理由: 住宅の省エネ設備の補助制度は全国の市区町村ごとに内容が異なり、年度替わりや予算の消化で受付状況が変わります。この量を追いかけるには、収集と照合を仕組みとして回さないと、更新が止まった古い情報が残ってしまいます。金額や期間が公式の記載と一致しない記事は公開しない仕組みにすることで、「情報が新しいこと」と「数値が公式と一致していること」を優先しています。
責任の所在: 掲載するかどうかを判断し、掲載内容の責任を負うのは当サイトの運営者です。誤りのご指摘をいただいた場合は、確認のうえ訂正します。連絡先は運営者情報のページに記載しています。
行っていないこと: この記事には専門資格者による監修はありません。また、実際に申請した方から直接うかがった話や、当サイト自身の施工実績は含みません(掲載している試算は制度の条件から機械的に組み立てた例です)。制度の解釈や個別の申請可否については、各自治体の窓口へお問い合わせください。
ご利用にあたっての注意
本記事は、公式の一次情報を当サイトが収集・照合し、他の自治体・全国との比較データと対象外になりやすい条件を加えて編集したものです。掲載している金額・期間は上限額や受付予定などの目安です。制度データのうち最も新しい確認日は 2026-07-23 で、制度ごとの確認日は「この記事の情報源と確認日」に記載しています。受付状況は日々変わるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。手順は一般的な例であり、実際の手続きは各制度の公式案内に従ってください。
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出典
出典の内容は変わることがあります。最新の情報は各公式ページでご確認ください。
この記事の作り方
本記事の掲載データはすべて各制度の公式一次情報から取得し、制度ごとの取得日を記事内に表示しています。金額・期間は公式の記載と1件ずつ照合し、一致しない記事は公開しません。詳しい制作プロセスは運営者情報をご覧ください。
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